ここでは、MCTオイルを使ったダイエットの具体的な内容や注意点について解説しています。
MCTオイルを使ったダイエットを成功させるためには、その働きや痩せる理由、正しいやり方などをきちんと知っておくことが大切です。やみくもに行っても、効果は期待できませんし、人によっては副反応でつらい思いをすることもあるようです。
そこで、どのようにしてMCTオイルが働きダイエット効果が生まれるのか、またどんな効果が期待できるのかを分かりやすく紹介していますので参考にしてください。
一般的には、取り込まれた糖質(ブドウ糖)が肝臓で分解されてエネルギーとなり全身に送られます。しかしMCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、体内に入ると他の脂質とは異なり肝臓に直接取り込まれる性質があります。
そして、糖より先に優先的に分解され、ケトン体という物質を生成します。ケトン体は、脂肪が燃焼されることでできる物質であり、糖の分解で作られるエネルギーの代わりとして身体中に送られて使われます。
肝臓で作られたケトン体は、肝臓以外のあらゆる場所でエネルギーとして使われます。ケトン体の生成が活発になると体質が変わり、体内にブドウ糖をそれほど必要とせず脂肪を積極的に燃焼してエネルギーに変えて消費するようになります。
ただし、ケトン体が過剰になると肝臓にも負担になるためケトアシドーシスなどの病気や肝機能低下などを起こすことがありますので、過度の糖質制限はトラブルの原因となりますので注意が必要です。
通常、体内に取り込まれたブドウ糖は、肝臓で分解されてエネルギーとして血管内へ戻されて全身に送られます。血糖は、その割合をインスリンという物質によってきちんとコントロールされています。
血糖値が上昇するとインスリンが分泌され下げるよう働きかけますが、それと同時に空腹感を感じます。糖質はこの血糖を急激に上昇するためインスリンによって急激に下げられます。そのため、お腹がすくのも早いということになるのです。
体内にブドウ糖がなくなると、肝臓は脂肪を燃焼してケトン体を生成し、糖の代わりにそれをエネルギー源として全身に送ります。通常は、糖が残っていると優先して糖が分解されますが、MCTオイルの成分である中鎖脂肪酸は糖よりも脂肪を優先して分解するよう働きかける性質があります。
そのため、脂肪が燃焼される間も体内には糖が残っていますので空腹感をあまり感じることなくダイエットができるというわけです。
MCTオイルを使っていると、人によってはお腹が痛くなったりゆるくなり、あるいは下痢や吐き気などの消化器系の症状や、時にアレルギー症状のような発疹が起こることがあります。
ただ、このような症状は副作用ではなく、体内にたまった悪いものを排出しようというデトックス効果、つまり解毒作用であるといわれています。ですから、体が徐々にMCTオイルに慣れてくると、症状もだんだん治まってくるとされています。
このような症状は、中鎖脂肪酸の摂りすぎによって分解されず腸内に残ったオイルが下剤と同じような働きをすることや、天然の殺菌作用が強く働いて反応したことが原因です。
これらの症状を出さないために、はじめは少ない量から始めることが大切です。慣れるまで小さじ1程度から始め、休日に何かによく混ぜた状態で摂ることをおすすめします。
本で理論を学び糖質制限とMCTでストイックダイエットを続けてきちんと成果を上げてマイナス10キロを実現。リバウンドもなくキープできているけど、食べ過ぎたらMCTでお腹を調節するのはちょっとやりすぎかも。
無味無臭なのでコーヒーに入れて飲んでいたら空腹感を感じなくなって間食とドカ食いが減少。そのお陰で体重も並行してじわじわ減ってきてるのを実感できたというので、とりあえず今後も継続すれば効果もアップ!?
味もなくてサラッとして使いやすかったMCTオイル。でも、飲むたびに胃の痛みに悩まされ、結局耐え切れず1か月ほどで継続を断念せざるを得なかったそう。MCTダイエットのルールをもう少し理解していればと残念。
35歳からの急激な体重増加に悩むチャレンジャーさんは、ネットで見た糖質制限とMCTオイルダイエットをやってみたものの、糖質制限の正しいやり方を知らずに中途半端だったために効果を実感できずもやもやの真っ最中。