MCTオイルを使っていて時に副作用だろうかと思われがちな症状が見られることがあります。その症状について、原因や対策方法を紹介します。いざという時のために、知識として持っておくと安心でしょう。
MCTオイルの摂り方や体質によって
などがみられることがあります。
MCTオイルにはさまざまな効果が挙げられていて、大変魅力的な商品です。ただ、使い方を誤るとこのような副作用に似た症状が起こることがあるのを忘れてはいけません。
ただし、ここで知っておくべきなのは、これは副作用ではなくいわゆる解毒作用=デトックス効果だということです。体がその作用に慣れてくると次第に症状は治まるのが一般的です。
MCTオイルの成分である中鎖脂肪酸によって起こる症状の理由について解説します。
MCTオイルはそもそも植物油であるため、摂りすぎると分解されないままに腸内に残るため、そのオイルを腸が排出しようと働きます。つまり、腸内のMCTオイルが下剤のような役目をすることになるため、腹痛や下痢などを引き起こします。
また、急に過度のダイエットをしたり中鎖脂肪酸を過剰に摂り込んだためにケトン体が作られ過ぎて蓄積される「ケトアシドーシス」という状態になることがあります。その場合、強い嘔吐や意識障害などを引き起こす重篤な状態になることがありますので注意が必要です。
天然の殺菌剤や抗生剤ともいわれるMCTオイルの成分である中鎖脂肪酸は、抗菌作用や抗ウイルス作用を持つことがわかっています。この殺菌作用に体が強く反応すると、腹痛や下痢だけでなく、時には湿疹などの症状を起こすことがあります。これは、デトックス作用が強く働いたために起こるもので、アレルギー反応ではありません。もともとココナッツオイルに代表される中鎖脂肪酸製品は、アレルギーのリスクが非常に少ない食品なのです。
ただし、純度の低い中鎖脂肪酸製品を使うと、その不純物によるアレルギー反応を起こすことがあります。
このような副作用に似た症状が起こらないために守るべき鉄則があります。
MCTオイルは、人によって受け止めるキャパが違うことを忘れてはいけません。ですから、慣れるまでは少ない量から初めて徐々に増やしていくことが大切です。もし、なんらかの症状が表れたら、おやすみしたり量を減らして試してみてくださいね。