正しい1日の摂取量

長年医療現場でも栄養補給に使われていた中鎖脂肪酸であるMCTオイルの正しい摂取量や最適なタイミングについて解説します。

まずMCTオイルは1日にどれくらい摂取するのがよいのでしょう。

1日の摂取量の目安は30g

健康な成人の摂取目安量は

  • 1日30~100g
  • 1回8~10g

といわれています。(※)

MCTオイルは、小さじ1杯当たり4.7gです。ですから、1回の食事で小さじ2杯ほどと覚えておきましょう。そうすれば1日3食とることで、計30gほどになります。

摂取目安をオーバーするとどうなるの?

副作用の症状が出るかも

MCTオイルは、あまりたくさん摂りすぎるとお腹が緩くなってしまうこともあるそう。中には、慣れないのに一度にたくさん摂ってしまい、下痢や腹痛を起こすこともあるといいます。実は、以前ブームになったココナッツオイルでも同じようなケースがありました。これはココナッツオイルにも中鎖脂肪酸が60%程度含まれているからですね。

そういったことも踏まえて、MCTオイル初心者の人は、まずは小さじ1杯くらいから少しずつ慣らしていき、量を増やしていってくださいね。

カロリーオーバーになるかも

MCTオイルはそもそも油の一種。したがって
30gあたり:およそ270kcal(100gあたり:約900kcal)
となります。体にいいとはいえ、摂り過ぎはカロリーオーバーにもつながりそうですね。

MCTオイルを飲んだらダメな人がいる!?

  • 糖尿病の人
  • 肝硬変の人

これらの人は、大量摂取は控えるべきといわれています。(※)

MCTオイルを摂るBESTタイミングは?

夜寝る前がおすすめ

MCTオイルを飲むと、体内でケトン体が合成されます。そうすると、本来は糖質から消費されるはずの代謝が脂肪から代謝されるように変化するのです。寝ている間も、人は基礎代謝でエネルギーを消費しています。

つまり、MCTオイルを飲んでから寝ると、脂肪を基礎代謝のためのエネルギーとして使うことから体脂肪を燃焼してくれるというわけです。また、脳に栄養がしっかり補給されるので、目覚めもすっきりして脳の働きが活性化し集中力も高まるそうですよ。

寝る前に飲むときの注意点

MCTオイルを摂る前に夕食などで糖質をとってしまうと、MCTオイルを優先的に消費してしまい、あとに糖質が控えているため体脂肪そのものは燃焼されないのです。
ですから、寝る前に摂るときは、夕食は糖質制限を心掛けましょうね。

このMCTオイルの摂取に関する記事の参考文献

本記事は、以下の文献を参考にしました。

※[PDF]倉賀野妙子,和田淑子,花崎憲子,大喜多祥子,田中明「中鎖脂肪を用いたビスケットの単回摂取による血中脂質・血糖値の動向」『栄養学雑誌』66巻 (2008) 6号p.287-294